高橋義治 展
ごあいさつ
油彩、水彩、グアッシュとオリジナルで描いた独自の色の世界を三原色の、黄、赤、青の3版の銅版画で再現することに挑戦し、見事な色のハーモニーを3回の色の重ねで表現する技術を編み出しました。独特の色使いで銅版画に新しいページを開きましたが、今回はオリジナルとそのオリジナルを再現した銅版画の対比がお楽しみいただける展覧会です。 ドイツ、オーストリーでは通算、120回を越える個展を開催。
作家紹介 高橋義治
1943年(昭和18年) 東京に生まれる
1965年(昭和40年) 東京芸術大学油画科卒業(小磯良平クラス)
卒業と同時に単身ドイツへ渡る。
1966-69年(昭和41-44年) 国立ミュンヘン芸術大学油画科
1973年(昭和48年) 国立ミュンヘン大学講師
1974-81年(昭和49-56年) ザルツブルグカレッジ講師
1981-84年(昭和56-59年) ザルツブルグカレッジ エッチング主任
1986-89年(昭和61年-平成元年)
インターナショナル・サマーアカデミー
ザルツブルグ エッチング主任
1988年(昭和63年) インターナショナル・サマーアカデミー
ザールラント 水彩主任
1990年(平成2年) 自宅アトリエのあるドイツ・バイエルン州バド・ライヒェンハルにて制作活動に専念する。
1998年(平成10年) バド・ライヒェンハルにて没する
コレクション
- オーストリー文部省
- オーストリー、ザルツプルグ市文化庁
- オーストリー、ザルツプルグ市立大学 図書館の天井壁画
- ドイツ、パド、ライヒェンハル市立病院
受賞経歴
芸術家の登竜門であるザルツプルグ市のコンクールで1等及び2等獲得。
その際、画家オスカー・ココシュカ氏の目に留まり、当時の「ギャラリーウェルツ」オーナーへオスカー氏が「この青年は将来性があるから作品を扱いなさい」と助言。ヨーロッパで人気を博すきっかけとなる。
ザルツプルグ市の版画工房協会最優秀賞受賞。