第三十八回 筆禅會展
2022年1月18日(火)~23日(日) 11:00~18:30 最終日は16:00まで
ご挨拶
ご清祥のことと拝察いたします。
虎狼奈(ころな)禍下、会員が集まっての稽古は不自由な一年間でしたが、書線の質を大事に精進してまいりました。入木の術に悖(もと)ることはあるも、本物の書を希求する姿勢には偽りはありません。
ご高覧の上、ご叱正賜れば幸甚です。
2021年12月 筆禅會 会長 横田貫厚
筆禅道とは
筆で禅を行ずることである。
禅といっても、当たり前の人間生活を離れてはない。
それは自己の当面した、いま、ここになり切ることが第一である。
なり切るとは、ちょうどコマがフル回転して、
あたかも静止しているがごとき状態で、そこを無心という。
そんな状態を続けること(正念相続)が大事で、
そこによくよくの工夫と努力が必要だ。
それを主に書を通して自覚的に行うのが、筆禅道である。