マークエステル展
主催:株式会社 H&T
ご挨拶
厳しい暑さも和らぎ、秋の美味しい食材が店頭に並び始めました。今年も残すところ3分の1余りとなり、月日の流れの早さに驚くばかりです。
昨今、国内外ともに不安定な情勢が続いておりますが、マークエステル先生におかれましては、来日以来47年間、変わらぬ心で世界の平和を願い、その思いを作品に込めて、描かれていらっしゃいます。私は30年以上、先生の画業を拝見して参りましたが、変わらぬその姿勢に頭が下がる思いです。
マークエステル先生の願いは、平和で愛に満ちた世界であり、その理想郷とも言えるヴィジョンを作品を通して表現されています。時にご自分の絵を見て「この作品は、誰が描いたのだろう・・・」と呟かれることがあります。それは、作品を制作する際、天に身を委ね、気負いのない純真な心で描いているからでしょう。その姿は、まるで幼子のようであります。それが、彼の作品に魅了される所以であると思います。
今企画では、新作を含め約80点の作品を展示いたします。会場は、毎年開催の銀座アートホールの2階ですが、開放感があり、落ち着いてご観覧いただけることと思います。
皆様のご来場をマークエステル先生共々、心よりお待ちいたしております。
株式会社H&T 代表 濱﨑 佐知子
マークエステル・スキャルシャフィキ氏 略歴
MARCESTEL SQUARCIAFICHI
1950 家族で南仏コートダジュールのエズに移住。
フランスのホテル協会会長である父が経営する「カップエステルホテル」で7 歳から50 年過ごす。ホテルには世界の著名人が訪れ、若き日の彼の感性を磨いた。近くに住んでいたシャガールは「君は絵描きに向いている。是非画家になったらいい」と勧めた。
1960 パリ大学で経済学部で経済学学士号を取得した後、ボザール美術学校とカモンド美術館で学ぶ。
1968 ラオス・フランス大使館勤務。翌年、モーリス・シューマン外務大臣の秘書となる。
1970 大阪万博に訪れ、清水寺の水墨画の滲みの美しさに感銘を受け、画家に転身。岡本太郎氏との交流が始まる。誕生日が同日で16 回共に祝う。
1981 来日を希望されていたグレース王妃を神戸ポートピア博覧会に案内する。
チャーリー・チャップリン、ビートルズ、ケネディー家、ポンピドゥー家、デビッド・ロックフェラー等と交流を深める。
1987 アフリカ及び、アジアの子供達の支援を開始。
現在、トーゴ、ブルキナファソ、モザンビークで4 つの学校を運営。
1989 盛田会長の好意により銀座ソニービル全館使用の個展を開催。
1996 伊勢神宮、出羽三山神社より作品奉納の依頼を受けたことを機に全国の神社への奉納を決意。
2006「日本神話 by MARCESTEL」を出版。
2007 神道文化会より文化奨励賞を受賞。
2008 上野の森美術館にて個展。
北京の坦博美術館に常設スペースオープン。
2009 南仏RETIF 美術館オープニング企画に出展。
2010 上海万博にアートディレクターとして参画。
2011 三浦美術館(松山)にて個展。作品映像を舞台芸術化「神代音絵巻 ~むすひ~」(高松)
2012 作品映像を舞台芸術化「神代音絵巻 ~えひめ~」(松山)
2013 出雲大社「平成の大遷宮」奉祝奉納公演「絵と音と舞のコンサート~出雲に捧ぐ~」に作品映像提供。
2014 下村博文文部科学大臣より「文化関係者文部科学大臣表彰」を受賞。
2015 九州国立博物館、横浜市大倉山記念館、さいたま市文化センター、クリエート浜松、あわぎんホールにて個展。
2016 大東市立総合文化センター、高松シンボルタワー展示場、クリエート浜松にて個展。
2017 飯田弥生ギャラリー(四谷)にて個展。Gallery LA REINEオープニング企画(神戸)。作品を舞台芸術化した公演「日本神話 by マークエステル」を開催(東京,
高松)
2010年より銀座アートホールにて毎年個展。
現在、全国169社の神社に作品を奉納し、今後更に継続する予定。
パリ、ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、北京、上海等、国内外にて個展多数。
サロン・ドートンヌアジア代表。