マークエステル展
主催
株式会社 H&T
ご拶挨
フランス出身の作家マークエステル氏は、1970年に外交官として初来日した際、京都で水墨画のにじみの美しさに魅せられ、その美しさを油彩で表現することを決意し、画家となりました。
墨のにじみの中に、他者を受け入れ和合しようする日本の哲学と精神性を感じ魅了されたのです。キャンバスの上で人知を超えてにじみあう色彩の調和は、生命力に満ち溢れ、見る者を無限なる神秘の世界へと誘います。
その後、ライフワークとして日本神話「古事記」のテーマに取り組み、伊勢神宮から奉納の依頼を受けたことで始まった神社への作品奉納は、現在150社を超えています。
今展では、油彩画に加えガラス工芸品やジクレー版画等の新旧代表作を一堂に展示いたします。
是非、この機会にご来廊賜りますようご案内申し上げます。
株式会社 H&T
代表 濱崎 佐知子
マークエステル・スキャルシャフィキ氏 略歴
MARCESTEL SQUARCIAFICHI
1943年
パリ生まれ。
1950年
家族で南仏コートダジュールのエズに移住。
フランスのホテル協会会長である父が経営する「カップエステルホテル」で7歳から50年過ごす。ホテルには世界の著名人が訪れ、若き日の彼の感性を磨いた。
近くに住んでいたシャガールは「君は絵描きに向いている。是非画家になったらいい」と勧め
1960年
パリ大学で経済学部で経済学学士号を取得した後、ボザール美術学校とカモンド美術館で学ぶ。
1968年
ラオス・フランス大使館勤務。翌年、モーリス・シューマン外務大臣の秘書となる。
1970年
大阪万博に訪れ、清水寺の水墨画の滲みの美しさに感銘を受け、画家に転身。岡本太郎氏との交流が始まる。誕生日が同日で16回共に祝う。
1981年
来日を希望されていたグレース王妃を神戸ポートピア博覧会に案内する。
チャーリー・チャップリン、ビートルズ、ケネディー家、ポンピドゥー家、デビッド・ロックフェラー等と交流を深める。
1987年
アフリカ及び、アジアの子供達の支援を開始。
現在、トーゴ、ブルキナファソ、モザンビークで4つの学校を運営。
1989年
盛田会長の好意により銀座ソニービル全館使用の個展を開催。
1996年
伊勢神宮、出羽三山神社より作品奉納の依頼を受けたことを機に全国の神社への奉納を決意。
2006年
「日本神話 by MARCESTEL」を出版。
2007年
神道文化会より文化奨励賞を受賞。
2008年
上野の森美術館にて個展。
北京の坦博美術館に常設スペースオープン。
2009年
南仏RETIF美術館オープニング企画に出展。
2010年
上海万博にアートディレクターとして参画。
2011年三浦美術館(松山)にて個展。作品映像を舞台芸術化「神代音絵巻 ~むすひ~」(高松)
2012年作品映像を舞台芸術化「神代音絵巻 ~えひめ~」(松山)
2013年
出雲大社「平成の大遷宮」奉祝奉納公演「絵と音と舞のコンサート~出雲に捧ぐ~」に作品映像提供。
2014年
下村博文文部科学大臣より「文化関係者文部科学大臣表彰」を受賞。
2015年
九州国立博物館、横浜市大倉山記念館、さいたま市文化センターにて個展。
パリ、ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、北京、上海等、国内外にて個展多数。
サロン・ドートンヌアジア代表。
URL:http://www.marcestel.jp/