現代童画会 ’14選抜展

ご挨拶

現在、画壇の中でもひときわ毛色の変わった絵画集団として認知されてきた現代童画会でありますが、創立当初は挿絵や絵本画家が無謀にアートにこだわってと皮肉られながらの出発でもありました。しかし、マンガやアニメまでがアートとしての存在感を与えられて来た現代、一貫した純朴な制作態度に固執して進んで来た現代童画会が、やっと、美術団体としての存在を認められ始めました。
　銀座アートホールには画廊・創設の折から永年にわたり協力を頂いてまいりました。お陰様で現代童画選抜展が今年も定例のように開催される運びとなりました。会の重要なイベントを続けられてきて多くの新人育成を銀座アートホールにも担っていただきました。
　今年は会員・委員・常任委員の選抜100名の作家による展示で、終了後は、関西、四国坂出を巡回展示して廻ります。皆様にお楽しみいただきながらご高覧いただければ幸いです。現代童画会として心より御礼申し上げます。

2014年6月
現代童画会副会長　糸井邦夫