創立20周年記念 第14回 日本植物画倶楽部展
ご拶挨
国内外に生育する野生植物、日本だけに見られる固有植物、さらに園芸家が作出した華麗な栽培品種を描いた約160点の植物画を展示いたします。
それぞれの植物に思いを込めて向き合い、深く観察し、その特性を的確に、なおかつ、美しく表現したボタニカルアートの世界をお楽しみ下さい。
会場では、全作品をオールカラーで掲載した展覧会図録や、「日本の絶滅危惧植物図譜」「日本の帰化植物図譜」を販売いたします。
20年の歩み
1991年5月3日、国立科学博物館講堂にて設立総会を催し、日本植物画倶楽部が発足しました。
翌月より「日本植物画倶楽部News」を発行(年4回)、翌年には植物画関係の情報を満載した会報『くさかや』第1号を発行しました。また、創立以来、研修会を行い、全国各地の植物園を訪問、自然観察会、写生会、講演会などを企画しています。
1996年、第1回日本植物画倶楽部展を千葉県佐倉市の川村記念美術館付属ギャラリーで開催、60点を展示しました。
また、1998年より、倶楽部全体で、「日本の絶滅危惧植物」を描く活動に取り組み、図譜として出版することが出来ました。これらの作品は、ミュージアムパーク茨城県自然博物館や高知県立牧野植物園、また米国ワシントンの国立樹木園、シカゴ植物園での展覧会で展示されました。
1999年からは、巡回展として、首都圏をはじめ、北海道・愛知・兵庫・山口などでも倶楽部展を開催しています。各地の会員による手作りの展覧会ですが、楽しみに見にきてくださる方は年々増えています。
2004年、ホームページ開設。倶楽部の紹介のほか、展覧会情報や会員の作品を掲載しています。
2012年3月、20周年の節目を迎えた年度の最後を飾って、第14回の倶楽部展を東京・銀座で開催。出品作品数は約160点と会員の意欲はますます盛んになっています。
現在の会員は北海道から沖縄まで350名。描く人も、観る人も和気藹々の倶楽部です。