’11 伊能 洋 個展 「ひとのかたち」連作IX.「はなのかたち」IV.
ご挨拶
隔年の個展も、いつの間にか25回目のご案内を差しあげることになりました。50年という節目を迎えますが、いつものようにライフ・ワークの「ひとのかたち」連作Ⅸ.そして「はなのかたち」Ⅳ.を見て頂きたいと思います。
たまたま喜寿と重なる年になりましたが、今年はとくに3月11日の事があり、改めて生きるということ、描くということを考えさせられております。小品のテーマを「花」にしましたのも献花の気持ちを込めたものです。
昨年1月に急逝致しました妻陽子の、48年に渡る強い支えがあってこそ、今日の私の画業があることを痛感しています。彼女も楽しみにしていましたこの25回展を、陽子に捧げたいと思います。
ご多忙の中とは存じますが、晩秋の銀座にお運び頂ければ幸いです。
妻の星加わり銀河茫茫と 洋
2011年10月 伊能 洋
略歴
東京都生まれ
1934年 東京生
1959年 武蔵野美術学校卒・同校研究科修
1960年 銀座なびす画廊「ひと」連作より中央画廊「沖縄」サヱグサ画廊「鳥とこども」連作 同「古都」連作 同「窓と壁と」IV.同「韓国の彩」同「ひとのかたち・函館の彩」2001年 銀座アートホール「ひとのかたち・風土のかたち」2009年同「ひとのかたち」VIII.「窓と壁と」VII.「はな」など個展25回
1964年より椿近代画廊、銀座アートホールにて「麻の会」展(会員60名)主宰41回
1985年よりJAN展参加
2000年より世田谷平和美術展出品
JAN会員/日本美術家連盟会員