中嶋修・結城智子 二人展
ご挨拶
動物や子供が戯れ遊ぶファンタジックな世界に危機感が潜む「楽園の寓話」。
現代社会の抱える不条理、危機感を逆説的な楽園の姿として描き続け警鐘を鳴らす結城智子の作品。
日常の記録として、同じ題材を描いてみる。生まれた日からから高校生の頃までの娘の毎日、姫林檎の木の毎日、特に変わったことのない積み重ね、見えたままをただ描いていく中嶋修の作品。
みんなが何かを考えた2011年春。その秋に二人展を行います。
御高覧、御批評を賜りますようお願い申し上げます。
2011年10月 中嶋修 結城智子
結城智子先生
10数年前から、私は「楽園の寓話」というタイトルで制作している。動物や子供が戯れ遊ぶファンタジックな世界に危機感が潜む。現代社会が抱える不条理を私なりに表現し、警鐘を鳴らしたい。
結城智子
略歴
東京都生まれ
1985年 武蔵野美術大学卒業 卒業制作優秀賞
1986年 主体展出品(以降毎年出品)
‘91、‘92、‘93佳作作家、‘93会員となる
1987年 個展(詩季画廊)
1989年 個展(サエグサ画廊、同‘91年)
1997年 個展(あかね画廊)
1998年 個展(ぎゃらりー田中、同‘00‘02‘04‘06‘08年)
2001年 安田火災美術財団奨励賞
2003年 損保ジャパン美術財団選抜奨励展
「視線⑪」(銀座アートホール~2010)
著書 こどものとも「もーいいかい?」(福音館書店)他
現在、主体美術協会会員、日本美術家連盟会員
中嶋修先生
何かのときに出た断ち切れの紙を集めて色んな大きさの画帳を作ってみる.そのときの気分で持ち歩く画帳が変わる。景色のように続いていくものを描いていくのは、楽しい。
略歴
1960年 神奈川県生まれ
1985年 主体展出品(以降毎年)、佳作作家
1986年 武蔵野美術大学大学院終了
1990年 主体展佳作作家 会員となる
1992年 安井賞展(‘94年)、落語絵図屏風制作(伊勢 赤福収蔵)
1993年 個展(紀伊国屋画廊、同‘98年)
1996年 時のかたち展出品(横浜市民ギャラリー 以後毎年)
1995年 個展(あかね画廊、同‘00年)
2000年 個展(版画小品展 横浜そごう)
2002年 文化庁現代美術選抜展、個展(ART BOX ギャラリー)
2003年 「視線⑪」(銀座アートホール~2010)
2008年 個展(横浜にぎわい座、同‘09、‘11年)
現在、主体美術協会会員、日本美術家連盟会員