かわぐちせいこ VOICE 2014 赤い時 と くだもの
ご挨拶
意識下に生息する者たちが浮上してきました。
どうも何かに向かっているらしいのです。
赤い時……
私の本卦還り年(2014)をこう呼びました。
今年の静かな一歩です。
くだものシリーズなどマグカップに展開致しました、
お楽み頂けると幸いです。
ごゆっくり ご覧ください。
2014年10月
かわぐちせいこ
華麗な妄想の世界
ここには妄想的な怪しいまでの美しさをもった花や生き物たちが展開されている。「かわぐちせいこ」が描く世界は非現実なのだろうか。或いは人類未到の熱帯雨林の奥の奥に存在するかもしれないあくまで華麗で不思議な世界か。私達はその魅力に幻惑されていく。
私がとりわけ惹かれるのは例えば「赤の時」。なまめかしい女体のトルソーの部分に咲いた大輪の花、そして咲く菊と対象的に天に群生する美しい花々、蝶が飛び、まばゆい程の暖かさを持つ色彩、それは今まで見たことのないまぎれもない「かわぐちせいこ」の独自の創造世界である。
日本デザインセンター最高顧問
永井一正
PROFILE
イラストレーターとして東京での仕事生活を経た後、ふる里南紀白浜に仕事場を移し作品を創作中。
すべてにおいて独学フリースタンス。
EXHIBITIONS
1986年 東京デザイナーズスペース推薦新人展[新人賞]
1989年 福島ルミネ個展
1990年 103人の日本の旗展
SONY CPとオリジナルグッズ展開スタート
1991年 渋谷ロフト・スタイリングギャラリー、梅田ロフトマーケット個展
西武池袋店アトリエヌーボー個展
名古屋 スペース・デザイナーズギャラリー個展
1994年 オリジナル・ブランド[RARA AVIS]商品展開
イタリア・フィレンツェ SOCIETA’S.GIOVANNI BATTISTA個展
リビングデザインセンターOZONE「思い出をしまう箱」展
1996年 NHK福祉キャンペーン「NHKハート展」東急文化村
1998年 和歌山近鉄百貨店・美術画廊 個展
1989年~ 銀座松屋での第一回東京イラストレーターズ・ソサエティ[T.I.S.]展
以降、毎年出品参加
[ロサンジェルス展、銀座プランタン、クリエイションギャラリーG8
横浜有隣堂ギャラリー、全国巡回展他、展覧会出品多数]
2010年 代官山ヒルサイドフォーラム「ILLUSTRATORS」展
2014年 田辺市C+(シータス)、ギャラリー寿苑、
銀座アートホール 3個展