写真展「一蓮托笑」
【写真展一蓮托笑について】
この写真展は、50歳以上の女性をただきれいに撮った奇跡の1枚を飾るイベントではありません。選考を経て全国から集まった50名の参加者一人ひとりと、1年という歳月をかけて深く向き合い、それぞれの葛藤や歓び、人生の物語を “写真” と “言葉” で紡ぎ出しました。単なる写真展に留まらず、現代社会における女性の多様なロールモデルを提示し、働く女性に勇気を届ける試みです。
「一蓮托笑(いちれんたくしょう)」は、仏教用語の「一蓮托生」に由来し、“同じ蓮の上に生まれ、ともに生きる”という意味に、托生ではなく托笑ーともに生きるなら、ともに笑っていこう、という祈りを重ねた造語です。
【ごあいさつ】
一蓮托笑10年計画
女性写真家チーム代表、写真家の清水貴子です。47歳から、働く女性を撮り続けて14年になります。撮影と傾聴を通して出会ってきたのは、昭和という時代の価値観の中で迷い、葛藤してきた女性たちの姿でした。中でも50歳以上の女性たちは、家庭や職場、社会の役割を優先しながら、自分の想いを後回しにしてきた方が多い世代と感じています。だからこそ、その歩みを“誇り”として可視化することに意味があると感じ、ようやくその想いを形にできたのが、写真展「一蓮托笑」です。
主役は、これまでの人生を誇りとして昇華すると決め、過去の葛藤や気づきを社会と分かち合う覚悟を持った50歳以上の働く女性たち。その笑顔と物語は、見る人の心に波紋のように広がり、勇気や希望へとつながっていくと信じています。
2024年、福岡市美術館での初開催では、世代を超えた来場者から「勇気をもらった」「未来が楽しみになった」という声が多数寄せられました。その確かな反応を受け、この取り組みを一過性で終わらせてはならないと感じました。毎年50名、10年で500人の笑顔と物語を届ける「一蓮托笑10年計画」は、福岡で生まれた新たな夢。10年後に残るのは写真の枚数ではなく、世代を超えて受け継がれる勇気です。この笑顔の循環を、さらに広げていきたいと願っています。
写真展「一蓮托笑」主宰 清水貴子







