第56回 エバラ画交会展
第56回エバラ画交会展開催に寄せて
「エバラ画交会」は会社の絵画部として、1966年(昭和41年)1月に発足しました。現在は会社を離れ同好会として活動しています。各々が楽しみながら、個性を生かし、デッサン、水彩、油絵等を描き、年一回グループ展を開催しています。今年で第56回展を迎えます。また、銀座アートホールでの開催も40回目(1984年 第17回展より)となります。師・故 三浦俊輔先生の訓えを礎とし、また、ご来場いただく方々の励ましに支えられ、微力ながらも続けています。 現在パリオリンピック2024では力闘が繰り返され、悲喜こもごもの結果に我々も一喜一憂しています。また、新型コロナ感染症が5類に移行し、日常は活気を取り戻しています。コロナの3年間を忘れることなく、緊張感を持ち、挑む心・楽しむ心を育んでいきたいものです。 さて、年々展覧会を開くことは難しくなっていますが、ご高覧いただく方々の何かの動機に繋がれば幸いです。
2024年8月 エバラ画交会一同
出展者
宇井 加美 小倉恵美子 大谷 良子 近野 忠大 谷内 宏 玉山 昌克 黛 丈夫 村上 健一 山内信之介 (賛助出品) 村上 淳子 山内 優子
「エバラ画交会」について
エバラ画交会は株式会社荏原製作所創立者畠山一清翁のご子息の畠山忠氏らが発起人となり、荏原グループの絵画部として1966年(昭和41年)1月に発足致しました。 師には、二代目社長(当時)酒井億尋氏に絵画部の指導を依頼された三浦俊輔先生に来ていただくことになりました。これは三浦先生の恩師である安井曽太郎画伯が酒井社長と深いお付合いがあったことに由来します。 三浦先生は一水会運営委員、大調和会創立委員として画壇の発展に長く尽力され、また、美を愛する心を通し福祉事業にも積極的に携わっておられたご多忙の中、毎週欠かさず画材を持参し誰よりも早く部室にお見えになり、50年という長い間一貫して美の深さ、喜び、厳しさを指導していただきました。 三浦先生亡き後も、その教えは絵画部員の心の中に生きており、お互い研鑽しながら、各自制作をしています。 また、毎年グループ展(エバラ画交会展)を銀座の画廊で開催し、来場される方々よりいただくご批評や励ましの言葉が大きな喜びとなり、現在も微力ながら活動を続けています。