村上健一『77歳展』
2021年9月13日(月)~9月19日(日) 11:00~18:30 初日は14:00から 最終日16:00まで
ご挨拶
油絵を始めて55年、私の人生には絵が大きな柱として生き甲斐になっております。40 年間絵を教えて頂いた三浦俊輔先生、海外へ赴任したとき、また大病をしたときに支えてくれた絵の仲間や家族に感謝を申し上げます。
人生を振り返ることはあまりありませんでしたが、喜寿になり、この度今までの絵を次の三テーマにまとめて展示いたしました。
1:日本の四季に『輪廻転生』をみる
豊かな日本の四季に、生命の息吹、大きな実り、次の世代へ繋ぐ営みを感じ、尽きることのない新たな始まりを見る。
2:スペイン巡礼の道『人と自然の調和』
中世より、たくさんの人が時には道連れになりまた離れ、西へ西へと「巡礼の道」を歩いていく。この道を、夫婦で歩いていると、時には見失い慌てるが、いつのまにか助け合い支え合っていることに気が付く。「人」が柔らかい大地に溶け込んでいると感じる。
3:『イタリア/トレント州/クレス市』とその近郊
イタリアのアルプスのふもとに赴任をさせて頂いた。そこでたくさんの友達ができ、写生をした。一枚一枚の絵に人の思い出があり、懐かしいところである。
以上、ご高覧下さるようお願い申し上げます。
2021年8月 村上健一
師 一水会名誉委員、大調和創立委員 三浦俊輔先生