第35回 筆襌會展 高橋泥舟展併催
2019年1月22日(火)~1月27日(日) 11:00~18:30 最終日は16:00まで
ごあいさつ
筆禅会展として、「書とは何か?」と問い続けて、三十五回を重ねます。銀座アートホールをお借りするのは、去年に引き続き二回目となります。〝筆禅〟と称するのは、敢えて一般の書の展覧会とは、基準を異にするからです。
故寺山先生は、「筆禅道とは、筆で禅を行ずることである。禅と云っても、当たり前の人間生活を離れてはない。それには自己の当面した、いま、ここになり切ることが第一である。なり切るとは、ちょうどコマがフル回転して、あたかも静止しているがごとき状態で、そこを無心という。そんな状態を続けること(正念相続)が大事で、そこによくよくの工夫と努力が必要だ。それを主に書を通して自覚的に行うのが、筆禅道である。」と。
拙いものですが、教えを遵守して、書を観られた方が、元気に、或いは安心するといった展覧会を目指して、精進しております。お出かけの折、ご清鑑いただければ幸甚です。
合掌。頓首。
2018年12月 筆禅会 会長 横田貫厚