第51回 エバラ画交会展
第51回エバラ画交会展開催に寄せて
「エバラ画交会」は荏原製作所の絵画部として、1966年(昭和41年)1月に発足しました。現在、荏原グループの社員、OB等絵画に親しむ者たちが集い、デッサン、水彩、油彩等を描いております。そして、年一回グループ展を開催し、今年で第51回展を迎えます。
当銀座アートホールでの開催は1984年の第17回展より35回目となります。今は亡き偉大な師である三浦俊輔先生の訓えの元、ご来場いただく多くの方々の励ましに力を得て、微力ながらも続けております。
今回も風景、人物画、静物等具象作品を50点余り展示致します。お近くにお出かけの節は是非お立ち寄り頂き、御批評を賜ることができれば幸いに存じます。
2018年9月 エバラ画交会一同
出展者
井出 友子 近野 忠大 黛 丈夫
宇井 加美 谷内 宏 村上 健一
小倉 恵美子 玉山 昌克 山内 信之介
大谷 良子 中辻 アヤ子
加藤 和子 廣田 健
「エバラ画交会」について
エバラ画交会は株式会社荏原製作所創立者畠山一清翁のご子息の畠山忠氏らが発起人となり、荏原グループの絵画部として1966年(昭和41年)1月に発足致しました。
師には、二代目社長(当時)酒井億尋氏に絵画部の指導を依頼された三浦俊輔先生に来ていただくことになりました。これは三浦先生の恩師である安井曽太郎画伯が酒井社長と深いお付合いがあったことに由来します。
三浦先生は一水会運営委員、大調和会創立委員として画壇の発展に長く尽力され、また、美を愛する心を通し福祉事業にも積極的に携わっておられたご多忙の中、毎週欠かさず画材を持参し誰よりも早く部室にお見えになり、50年という長い間一貫して美の深さ、喜び、厳しさを指導していただきました。
三浦先生亡き後も、その教えは絵画部員の心の中に生きており、お互い研鑽しながら、各自制作をしています。
また、毎年グループ展(エバラ画交会展)を銀座の画廊で開催し、来場される方々よりいただくご批評や励ましの言葉が大きな喜びとなり、現在も微力ながら活動を続けています。