マークエステル展
主催:株式会社 H&T
ご挨拶
マークエステル氏は、1970年の大阪万博に初来日した際、水墨画の滲みに魅了され外交官から画家へと転身を果たしました。27歳にして、本心が望む画家の道に進むことを、この地日本で決心したのです。
以来48年間、心の欲するままに絵を描き多くの作品を生み出してきました。それは決して平坦な道ではありませんでしたが、常に目に見えない導きを感じる道のりでした。「古事記」との出逢いもまた運命的でした。幼い頃より、神話の世界に興味を持っていた氏は、日本語習得のための教科書として「古事記」を選びその世界に魅了されます。
ライフワークとして「古事記」を描くようになると、1996年に伊勢神宮、翌々年出羽三山神社から作品奉納の依頼を受けます。その二社への奉納を通して、全国の神社への作品奉納を決意し、現在まで178社の神社へ奉納して参りました。
また、2006年には、「古事記」を世界7か国語に翻訳した画集「日本神話 by MARCESTEL」を出版し、世界に日本の神話を発信しています。氏は「他者を受け入れ、和合していく大らかな日本の精神文化は、今こそ世界に必要である」と言います。純真無垢な心で描き続けるマークエステルの作品は、人種や国境をも超越し東洋と西洋が調和共存する桃源郷の香りがします。
株式会社H&T 代表 濱﨑 佐知子
マークエステル・スキャルシャフィキ氏 略歴
1950 家族で南仏コートダジュールのエズに移住。
フランスのホテル協会会長である父が経営する「カップエステルホテル」で7 歳から50 年過ごす。ホテルには世界の著名人が訪れ、若き日の彼の感性を磨いた。
近くに住んでいたシャガールは「君は絵描きに向いている。是非画家になったらいい」と勧めた。
1960 パリ大学で経済学部で経済学学士号を取得した後、ボザール美術学校とカモンド美術館で学ぶ。
1968 ラオス・フランス大使館勤務。翌年、モーリス・シューマン外務大臣の秘書となる。
1970 大阪万博に訪れ、清水寺の水墨画の滲みの美しさに感銘を受け、画家に転身。岡本太郎氏との交流が始まる。誕生日が同日で16 回共に祝う。
1981 来日を希望されていたグレース王妃を神戸ポートピア博覧会に案内する。
チャーリー・チャップリン、ビートルズ、ケネディー家、ポンピドゥー家、デビッド・ロックフェラー等と交流を深める。
1987 アフリカ及び、アジアの子供達の支援を開始。
現在、トーゴ、ブルキナファソ、モザンビークで4 つの学校を運営。
1989 盛田会長の好意により銀座ソニービル全館使用の個展を開催。
1996 伊勢神宮、出羽三山神社より作品奉納の依頼を受けたことを機に全国の神社への奉納を決意。
2006「日本神話 by MARCESTEL」を出版。
2007 神道文化会より文化奨励賞を受賞。
2008 上野の森美術館にて個展。
北京の坦博美術館に常設スペースオープン。
2009 南仏RETIF 美術館オープニング企画に出展。
2010 上海万博にアートディレクターとして参画。
2011 三浦美術館(松山)にて個展。作品映像を舞台芸術化「神代音絵巻 ~むすひ~」(高松)
2012 作品映像を舞台芸術化「神代音絵巻 ~えひめ~」(松山)
2013 出雲大社「平成の大遷宮」奉祝奉納公演「絵と音と舞のコンサート~出雲に捧ぐ~」に作品映像提供。
2014 下村博文文部科学大臣より「文化関係者文部科学大臣表彰」を受賞。
2015 九州国立博物館、横浜市大倉山記念館、さいたま市文化センター、クリエート浜松、あわぎんホールにて個展。
2016 大東市立総合文化センター、高松シンボルタワー展示場、クリエート浜松にて個展。
2017 飯田弥生ギャラリー(四谷)にて個展。Gallery LA REINEオープニング企画(神戸)。作品を舞台芸術化した公演「日本神話 by マークエステル」を開催(東京,
高松)
2018 石川県政記念しいのき迎賓館にて個展。(金沢)
2010年より銀座アートホールにて毎年個展。
現在、全国178社の神社に作品を奉納し、今後更に継続する予定。
パリ、ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、北京、上海等、国内外にて個展多数。
サロン・ドートンヌアジア代表。