髙橋義治展
ご挨拶
高橋義治が天に召されてから今年で20年となります。今回は彼の銅版画作品の歴史をご覧頂きます。
油彩や水彩の完成作品の中から選んだ作品を銅版画に起こしていたので、銅版画の歴史が即ちYOSHIの作品の歴史でもあります。
彼が歩んだ道のりをご覧頂ければと存じます。
2018年1月 髙橋千晴
作家紹介 髙橋義治
1943年 東京に生まれる
1965年 東京芸術大学油画科卒業
1966-69年 ミュンヘン国立芸術アカデミー油画科
1973年 州立ミュンヘン大学講師
1974-81年 ザルツプルグカレッジ講師
1981-84年 ザルツプルグカレッジ エッチングワークショップ主任
1986-89年 インターナショナルサマーアカデミー、ザールラント、水彩主任
1993年 Niederbayern, BMW主催版画シンポジュウムEAST ‘MEETS WEST’主任
1998年 ドイツ バイエルン州BadReichenhallにて没、青山に眠る
コレクション
オーストリー文部省
オーストリー、ザルツプルグ市文化庁
オーストリー、ザルツプルグ市立大学 図書館の天井壁画
ドイツ、パド、ライヒェンハル市立病院
受賞経歴
芸術家の登竜門であるザルツプルグ市のコンクールで1等及び2等獲得。
その際、画家オスカー・ココシュカ氏の目に留まり、当時の「ギャラリーウェルツ」オーナーへオスカー氏が「この青年は将来性があるから作品を扱いなさい」と助言。ヨーロッパで人気を博すきっかけとなる。
ザルツプルグ市の版画工房協会最優秀賞受賞。