小口益一遺作展
2010年12月6日~12月12日(11:00~18:30 初日は13:00から 最終日16:00まで)
ご挨拶
昨年12月1日に91歳で他界した小口益一の遺作展を、作家集団「実在派」ゆかりの銀座アートホールのご厚意により開催させていただきます。
小口は1955年に立体版画の技法を開発し、クレープリントとして数々の賞を受賞し、木版主流の版画界に新風を吹き込みました。独創的な技法によって版画という表現方法の限界に挑み、50年以上にわたって創作活動を続けてきました。
その足跡を60点あまりの作品でたどる遺作展に、ぜひお越し下さい。
長女 石川和子
略 歴
1918年 大阪市に生まれる
1955年 新しい転写の版画を創案
1957年 長野県信州美術会賞受賞
東京国際版画ビエンナーレ展入選
1960年 シェル美術賞受賞
1962年 日本実在派創設に参加
1970年 日動版画グランプリ展入選 71年 同展入選 72年 同展受賞
1994年 クラコフ(ポーランド)‘94国際版画トリエンナーレ展入選
1997年 「もう一つの版画体系展」ギャラリー・スペース・21
[1997 紙の版画展 1998 石の版画展 1999 布の版画展]
2004年 富士見市ゆかりの作家展Vol.3「小口益一の世界」 きらり☆ふじみ
2008年 東邦画廊 最後の個展
2009年 12月1日 妻(恒子)のあとを追うようにして同日永眠(享年91歳)