大久保まさかね個展　─断末者の小唄─

ご挨拶

　[引かれ者の小唄]と言うのがあります。刑場に引かれて行く者の強がりやイキがりを嘲っての言葉でしょうか？
それになぞらえて言えば　さしずめ「断末者の小唄」とでも言うべきでしょうか？
成人らしい分別を持てず　ガキのまま　老いてしまった男の　長年の様々な経験や　衝動の果てに　体に溜まったものが発酵して　なんで　そんなイメージが湧くのか？わからないままスケッチして　キャンバスに定着する。青臭い憧れや　ゆるいユーモアだって　画にするのは　苦しくも楽しい。観る方に　それが伝わるかどうか？
それは　貴方次第です。　ともかく　会場に並べます。

私のモノの風ですが　実体は　新橋5丁目の居酒屋「だん亭」で知り合った方々と　その人脈の力で開催し続けた個展です。　ただ　感謝です。

2019年3月 大久保 雅攝