齋藤典久展 —アラン島にて—
2012年12月11日(火)~12月16日(日)(11:00~18:30 最終日は16:00まで)
ご挨拶
石の島
十数年、アイルランド西側に浮かぶアラン島をモチーフに制作して来た。
今も初めてこの地に立った時の印象と変わらない。
小さな港から島の内部に足を運ぶにつれ剥き出しの岩盤が現れる。
そして島の端まで続く石畳ヶ原は海や空との境界線まで氷河の裂け目と共に続いていく。
吹きさらしの地面は目まぐるしく変わる天候に拮抗したり、溶け合いを繰り返し色彩をも塗り変えて行く。
古人も体感したであろう場(scene)と(field)が此処に在る。
なにもない風景(アラン島)は私にとってイメージを駆り立てる最も大切な石の島である。
齋藤典久
プロフィール
1960 北海道生まれ
個展
1995.’97,2000,’02,’05, ’08, ’11 GALLERY OKABE(銀座)
2006 時計台ギャラリー(札幌)
2007 わたなべ画廊(飯能)
2010 GALLERY UNICORN(川越)GALLERY AVENUE(中野)
グループ展
Reyの会、視線展、BAKU展、アートセレクション、彩象展他
受賞
1997,’98. ’99 主体美術協会佳作賞
2003 現代美術選抜展(文化庁)
2011 第47回主体展損保ジャパン美術財団奨励賞
2012 公募団体ベストセレクション
現在:主体美術協会会員