古山康雄回顧展
2010年5月11日(火)~5月16日(日) (11:00~18:30 最終日16:00まで)
古山康雄回顧展によせて
2004年5月2日に急逝して以来6年になる。もう七回忌である。6歳から67歳まで友人であった者にとっては感無量である。
1981年から2004年まで、1月の個展と夏の4人展等殆どの作品展をみてきた。
画題は花と仏像・仏具が多く、動物、野菜、テーマ別作品群と多岐にわたる。特に花と仏具に優れたものがあり、動物ではアメリカバイスン、宮澤賢治の二十六夜のフクロウの説法など、忘れ難く美術館に置きたい作品も多い。
木曽 仁
このたび遺作展開催にあたり、改めて遺作を整理しましたところ、数多くの未発表の作品を見つけることが出来ました。
いずれの作品も少し痛んでおり、若干補修をしましたが、その剥落した部分や割れ目から、古山氏の表現に込めた情念が妖しく噴出してくるような感じがいたします。
ご高覧の上、故人を偲んでいただければ、ありがたく存じます。
青木 重夫
略歴
1937年
東京生まれ
1959年
東京芸大日本画卒 師 須田珙中
公募展、グループ展を経て無所属
1976年
個展「円座顕象」
1977年
個展「弧偏破幻お伽草紙」
1978年
個展「翁わたし媼さか」
以後毎年個展
2002年
個展「雲上幻華譜」
2003年
個展「忿 花天部神将」
2004年
個展「濁世聖印」
2004年
五月 没 享年67歳